結婚式場はいろいろなスタイルがありますが、人気を二分するのがホテルウェディングとゲストハウスウェディングです。どちらも素敵な結婚式を挙げられますが、それぞれ特徴やメリットがあります。自分たちが希望する結婚式のスタイルと会場の特徴が合わないと「こんなはずじゃなかった…」なんてがっかりしてしまうかも。ここでホテルウェディングとゲストハウスウェディングの特徴やメリット・デメリットをおさらいして、自分たちにどちらが合うのかをじっくり考えてみましょう。
（文：かねこゆかり）
1．ホテルウェディングとゲストハウスウェディングって何が違うの？
ホテルウェディングとは読んで字の通りホテルで挙げる結婚式スタイルのことです。ホテルにはもともと多目的に使える宴会場やパーティーホールがあるので、そこを使って披露宴を行います。挙式はというと、チャペルや神殿が併設されていたり、別室で神殿やチャペルを当日設置したりとさまざまです。 ゲストハウスウェディングは一軒家を貸し切るというコンセプトの結婚式に特化した会場での結婚式です。コンセプトは会場によってさまざまですが、結婚式の特別感を高めるような高級感のある設えになっていることがほとんど。挙式もチャペルや神殿が併設されていることがほとんどです。
2．ホテルウェディングのメリットとデメリット
メリット
〇安心感がある
ホテルは老若男女さまざまな人が利用する施設です。スタッフさんたちも幅広いシチュエーションに対応できるよう教育を受けています。
〇結婚式と同じ場所で宿泊してもらえる
遠方ゲストがいると気になるのが宿泊場所。ホテルなら同じ場所で宿泊できるので安心です。
〇ネームバリューがある
特に親御さん世代は老舗ホテルの名前だけで「良いホテル＝良い結婚式」というイメージになることも多いよう。
デメリット
×できない演出があることが多い
ホテルはあくまで宿泊施設。結婚式のためだけの場所ではないので、施設の都合上したい演出ができないということも。
×自分たちのゲスト以外のお客さんが多い
大きなホテルになればなるほど、宿泊客はもちろん、同時進行の結婚式の数も多くなります。花嫁さん同士がロビーなどで出会ってしまって何となく気まずかった、なんて話も聞きます。
3．ゲストハウスウェディングのメリット・デメリット
メリット
〇アットホームな結婚式が叶いやすい
ゲストハウス型の式場の多くは1エリア貸切、もしくは会場完全貸切になっています。自分たちと大切なゲストしかいないのでくつろいだ気持ちになれます。
〇希望する演出や装飾が可能
バルーンリリースがしたい、ガーデンウェディングがしたい、ウェルカムスペースだけでなくロビー全体を飾りたい、そんな希望が貸切だから叶えられるのがゲストハウスです。
〇式場全体の世界観が統一されている
ヨーロッパ邸宅風や和モダンなど式場によってコンセプトはさまざまですが、ゲストハウスはすみずみまで世界観を統一した建物になっています。会場のどこで写真を撮影しても絵になるので、フォトウェディングにもおすすめです
〇スタッフは結婚式のスペシャリスト
ゲストハウスは結婚式に特化した施設。それだけに、ゲストハウスのスタッフは皆結婚式のスペシャリストです。特別な日にふさわしいおもてなしをします。
×ゲストの宿泊場所を探さなければならない
ゲストハウスの多くは宿泊ができません。ただし、多くの会場で提携宿泊施設を用意しています。プランナーに相談すると宿泊場所の予約はもちろん、移動手段を用意できることがほとんどです。
×知名度が低いこともある ゲストハウスウェディングはここ10年くらいで広まった、いわば新しい形の結婚式。年代が上のゲストのなかにはあまり馴染みがない人もいるかもしれません。
4．ホテルウェディングとゲストハウスウェディング、どちらがおすすめ？
ホテルウェディングもゲストハウスウェディングもどちらも良いところが多くあります。
でももし迷っているなら、ゲストハウスウェディングをおすすめしたいです。というのも、最近のプレ花嫁さんたちは「こんな演出がしたいな」「結婚式の進行も自分たちらしくしたいな」と【したいこと】がしっかり、たくさんある人がほとんど。ゲストハウスウェディングは自由度が高く、したいことの多くを叶えることができるはず。
5．ホテル婚もゲストハウス婚も後悔しないためには会場選びがキモ！
もちろんどんな演出が可能かどうかは会場によるので、会場選びではしっかり希望を伝えるのが大切です。一番切ないのは、会場を選んだ後でしたい演出ができないと判明すること。結婚式の前から後悔が残ってしまいます。ホテルでもゲストハウスでも、希望通りの素敵な結婚式が挙げられますように。
